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家を売るなら今?京都市の地価動向と不動産買取が適しているケース

京都市内に実家や古い家をお持ちで、「いつ、どうやって売るのが一番いいのか」と迷っていませんか。思い入れのある家だからこそ損はしたくない、古い家なので買い手がつかないのでは、という不安を抱くのは自然なことです。結論からお伝えすると、京都市の地価が上昇基調にある現在は、売却を前向きに検討しやすい時期です。ただし、すべての家が一般的な「仲介」でスムーズに売れるとは限らず、物件の状態によっては、不動産会社が直接買い取る「不動産買取」の方が、比較的短期間で手放しやすい場合があります。本記事では、業界歴30年の京都不動産買取相談センター(日本住販)が、京都市の地価動向を踏まえた売却検討の考え方と、買取が適しているケース、そして後悔しない売却のポイントを整理します。
1. 京都市の家の売却を今、検討しやすい理由
京都市の地価が上昇基調にある現在は、売却を検討しやすい時期といえます。地価が上がり、住宅需要も底堅く推移しているためです。ただし、今が最適な売り時かどうかは、物件の立地や状態、税金、保有コスト、売却の目的によって異なります。相場全体の追い風はあっても、最終的な判断は自分の家の事情に照らして考える必要があります。
1-1. 上昇を続ける京都市の地価動向と底堅い住宅需要
京都市の地価は、近年上昇が続いています。観光都市としての底堅い人気に加え、住宅・商業・宿泊など幅広い需要が、土地の価値を支えているためです。
2026年の公示地価では、京都府全体の住宅地が前年比2.3%、商業地が同7.9%上昇しました。京都市では住宅地が3.6%、商業地が10.1%上昇しており、中京区や下京区などを中心に高い上昇率が確認されています。地価の上昇は全国的にも続いており、京都はそのなかでも堅調なエリアの一つです。売却価格の面では、追い風が吹いている状況といえます。
ただし、公示地価は標準地の価格であり、個別の家の査定額や実際の成約価格とは一致しません。中心部と郊外では上昇の勢いも異なるため、自分の家がどう評価されるかは、あくまで個別に確認する必要があります。
1-2. 金利上昇や市場の停滞が価格に与えうる影響
一方で、今の上昇がいつまでも続く保証はありません。金利の上昇は、住宅ローン利用者の返済負担や借入可能額に影響し、購入需要を抑える要因になる可能性があるためです。
近年は、長く続いた低金利が見直される局面に入っています。ローンを組んで家を買う層にとって、金利の動きは月々の返済額や借りられる金額に関わります。もっとも、住宅ローン金利の動きや不動産価格への影響は、金利タイプ(変動型・固定型)、金融機関、地域の需給などによって異なり、「金利が上がれば必ず価格が下がる」という単純な関係ではありません。不動産価格は、供給量や人口動態、建築費、観光需要など複数の要因で決まります。
✓ポイント:相場の天井や底を正確に当てることは、専門家でも困難です。大切なのは「いつが一番高いか」を狙うことより、地価が堅調で需要がある今のうちに、自分の希望に合った条件で売れるかを見極めることです。まずは現状の査定を受け、判断材料をそろえておくと、落ち着いて決断できます。
2. 比較的短期間で家を手放したい人に不動産買取が有効な理由
比較的短期間で家を手放したいなら、不動産買取は有力な方法です。買い手を一般から探す仲介と違い、不動産会社が直接買い主になるため、仲介より売却時期を見通しやすいためです。地価が上がっている局面でも、物件によっては仲介で買い手がつきにくいことがあり、そうしたケースで買取は力を発揮します。
2-1. 仲介による一般的な売却活動と不動産買取の違い
仲介と買取は、「誰に売るか」という点で根本的に異なります。仲介は不動産会社に買い手探しを仲介してもらう方法で、買取は不動産会社自身が買い主になる方法だからです。
両者の違いを整理すると、次のとおりです。
| 比較項目 | 仲介 | 買取 |
|---|---|---|
| 買い主 | 一般の購入希望者 | 不動産会社 |
| 売却までの期間 | 数か月以上かかることもある | 条件が整えば仲介より短期間 |
| 売却価格 | 相場に近い水準を狙いやすい | 仲介による想定成約価格より低くなる傾向がある(価格差は物件状態や再販費用などによって異なる) |
| 広告・内覧 | 必要になることが多い | 一般向けには原則不要 |
| 向いている人 | 価格を優先し、時間に余裕がある人 | 早さや売却時期の見通しを優先する人 |
仲介は相場に近い価格を狙える半面、買い手が現れるまで数か月以上かかることもあり、いつ売れるかは読みにくいものです。買取は、業者による物件調査と条件確認が完了し、双方が合意すれば、仲介より短期間で契約・決済へ進みやすい方法です。ただし、査定後にも権利関係や境界・越境、接道状況、建物状態、社内審査、残置物や賃借人の有無などが確認され、必ず契約・決済が成立するとは限りません。価格の面では、業者が再販にかかるコストやリスクを見込むため、仲介より低くなる傾向があります。
2-2. 売却の不安をやわらげる不動産買取の精神的・経済的メリット
買取には、価格以外の面で見逃せないメリットがあります。売却のスケジュールが見通しやすく、売れ残る不安をやわらげられるためです。
- 売却時期の見通しが立ち、資金計画を組みやすい
- 内覧対応や、近隣に売却を知られる心配が少ない
- 契約不適合責任の範囲を、契約であらかじめ整理しやすい
仲介では「内覧のたびに家を片づける」「いつまで売れないのか分からない」といった負担が続きます。買取なら、そうしたストレスを抑えながら、まとまった資金を計画的に用意しやすくなります。ただし、価格が低くなりやすい点は理解したうえで選ぶ必要があります。精神的な負担と時間を減らせることは、金額には表れない価値です。
3. 京都市の不動産売却で「買取」を選択すべき代表的なケース
地価が上がっている今でも、すべての家が仲介で高く売れるとは限りません。物件の状態や事情によっては、買取を選ぶ方が結果的に有利になります。ここでは、京都市で買取が向く代表的なケースを整理します。
3-1. 再建築不可や狭小地など京都特有の制限がある物件
再建築不可や狭小地といった制限のある物件は、買取が向いています。接道状況や担保評価によっては、購入者が住宅ローンを利用しにくく、仲介では買い手が見つかりにくいためです。
京都市内には、建築基準法上の道路に十分接していない土地や、間口の狭い京町家が数多くあります。ここで注意したいのは、現在建物が存在していても、建替え時には現行の接道要件が適用される点です。建築基準法上の道路に2m以上接していない敷地で、法第43条第2項の認定・許可などを受けられない場合、新たな建物を建てられないことがあります。そのため、古家を解体する前に、京都市の指定道路図や建替え診断などで再建築の可否を確認することが重要です。こうした複雑な物件でも、活用のノウハウを持つ買取業者であれば、現状のまま査定の対象にできます。
出典:建築基準法に基づく道路に関するよくある質問と回答|京都市
3-2. 雨漏りや老朽化が進み、リフォームが難しい古い空き家
雨漏りや老朽化が進み、リフォームのハードルが高い空き家も、買取に向いています。一般の買い手は、購入後に多額の修繕費がかかる家を避ける傾向があるためです。
傷んだ家を仲介で売ろうとすると、値下げを重ねても買い手がつかないことがあります。その点、買取会社によっては、リノベーションや解体を前提として、売主が修繕を行わない状態でも買い取ってもらえる場合があります。ただし、残置物や境界、登記、賃借人などの取扱いは会社や契約条件によって異なるため、事前の確認が必要です。契約不適合責任の範囲を契約で整理できる点も安心につながりますが、「現状渡し」は責任の全面免除を意味するわけではなく、知っている不具合は事前に伝える必要があります。「直さないと売れない」と諦める前に、現状での買取を検討する価値があります。
3-3. 相続手続きや急な住み替えで早期に現金化したい状況
相続や急な住み替えで、早く現金化したい場合も買取が適しています。売却時期の見通しが立つため、遺産分割や新居の資金計画を立てやすいためです。
ただし、相続した実家を売却するには、まず遺産分割などで売却方針と取得者を決め、相続登記を行う必要があります。相続登記は2024年4月1日から義務化されており、これを済ませないと売却手続きは進められません。複数の相続人がいる場合は、売却条件について事前に合意を整えておくことが大切です。売却後に現金で分ける「換価分割」は公平に分けやすい方法ですが、税負担や諸費用も含めて分配方法を決めておくと安心です。
税制面では、相続した空き家について、被相続人が住んでいた1981年5月31日以前建築の一戸建てであることや、売却期限(相続開始から3年を経過する日の属する年の12月31日まで)、売却代金1億円以下、耐震基準を満たすか一定期限までの取壊しといった要件を満たせば、譲渡所得から最高3,000万円を控除できる場合があります。2024年以降は、売却後に買主が翌年2月15日までに耐震改修や取壊しを行うケースも対象になり得ます。なお、対象不動産を取得した相続人が3人以上の場合は、1人当たりの上限が2,000万円となります。解体の時期や売買契約の条件によって適用の可否が変わる可能性があるため、契約前に税理士や税務署へ確認することが重要です。
出典:被相続人の居住用財産(空き家)を売ったときの特例|国税庁
✓ポイント:買取が向くのは、主に「仲介では売りにくい物件」や「時間を優先したい事情」がある場合です。逆に、状態がよく人気エリアにある家は、仲介の方が高く売れることもあります。自分の家と事情がどちらに当てはまるかを見極めることが、損をしない第一歩になります。
4. 所有する家の特徴に合わせて最適な売却方法を選ぶ手順
最適な売却方法は、家の特徴と自分の希望によって決まります。仲介と買取のどちらがよいかは、査定と条件の整理を通じて絞り込めます。ここでは、後悔しないための手順を整理します。
4-1. まずは複数の不動産会社による現状の査定価格を比較する
まずは、複数の不動産会社に現状の査定を依頼し、価格を比べます。会社によって査定額や対応に差が出るため、1社だけでは適正かどうか判断しづらいためです。
仲介の査定額と買取の査定額を並べて見ると、「価格差」と「売却までの期間」のバランスが見えてきます。査定は無料で受けられることが多く、比較のハードルは高くありません。京都の相場や規制に詳しい会社を選べば、より現実的な数字が得られます。数字をそろえることが、冷静な判断の土台になります。
4-2. 物件の状態と希望スケジュールから最適な窓口を絞り込む
次に、物件の状態と自分の希望スケジュールから、最適な窓口を絞り込みます。「高く売りたい」のか「早く売りたい」のか、優先順位によって選ぶべき方法が変わるためです。
判断の目安は、次のとおりです。
- 状態がよく、時間に余裕がある → 仲介を軸に検討する
- 制限のある物件や、早く現金化したい → 買取を軸に検討する
- 迷う場合 → 買取査定額を現時点での参考価格として確認しつつ、仲介も検討する
たとえば、仲介で一定期間売れなければ買取に切り替える、という進め方もあります。ただし、通常の買取査定額は、将来の買取価格を保証するものではありません。一定期間後の買取価格を確定させたい場合は、「買取保証」の条件や有効期間、適用要件を書面で確認しておくことが大切です。自分の状況に合った窓口を選ぶことが、納得のいく売却につながります。
5. まとめ:地価動向と物件特性を見極めて、賢く売却しよう
京都市の地価は上昇基調にあり、売却を検討するには前向きな環境が整っています。ただし、相場は金利や景気の影響を受けて変わり、今が最適な売り時かどうかは物件や事情によって異なります。堅調な今のうちに判断材料をそろえておく方が、選択肢を広く保てます。そして、すべての家が仲介で高く売れるわけではなく、再建築不可や老朽化した物件、早期の現金化を望むケースでは、買取が有力な選択肢になります。
大切なのは、仲介と買取の両方を比較し、自分の家の特徴と希望に合った方法を選ぶことです。買取は価格が低めになりやすい一方で、売却時期を見通しやすいという価値があります。両者の条件を並べて納得のいく判断を下すことが、後悔しない売却への近道です。
京都不動産買取相談センター(日本住販)では、業界歴30年の代表自らが、京都市内の不動産売却・買取のご相談に、丁寧かつスピーディに対応いたします。地価動向を踏まえた売却時期の考え方から、物件に合った売却方法のご提案まで、京都特有の事情に精通した立場でサポートします。売却を迷ったら、まずはお電話・メール・LINEにてお気軽にお問い合わせください。
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