大津市の地勢や市場動向を独自に解析・検討。京都の土地の価値を正しく評価してきたプロの目線から本当におすすめできる空き家の活用方法を5つ選出しました。
それぞれ「向いている地域」「始めやすさ」「収益性」「リスク」の4つの観点から3段階評価・解説しています。
おすすめの活用方法5選 一覧
- 戸建て賃貸として活用する
- 貸地として活用する
- 駐車場として活用する
- 民泊として活用する
- 福祉施設として活用する
1.戸建て賃貸として活用する

| 向いている地域 | ||
|---|---|---|
| 大津京駅から堅田駅にかけて(特に皇子が丘、本堅田) | ||
| 始めやすさ | 収益性 | リスク |
| ◎ | ○ | ○ |
戸建て賃貸は、物件の状態によってはリフォームや修繕が必要になる場合もありますが、既存の建物を活用できるケースが多く、初期投資を抑えやすい点が大きな魅力です。
そのため、不動産活用の中でも比較的始めやすい方法といえるでしょう。
戸建て賃貸は入居者が長期間住み続けるケースが多く、安定した家賃収入が期待できる点も特徴です。
戸建て賃貸に適したエリアの条件は、「都心へのアクセスが良好な駅周辺」や「商業施設が充実し、生活利便性の高い地域」が挙げられます。
大津市では、京都や大阪へのアクセスに優れた「JR湖西線」の沿線がおすすめで、中でも「大津京駅」から「堅田駅」にかけてのエリアは人気が高いです。
全体的に閑静な住宅街が広がっており、治安面でも京都や大阪と比較して圧倒的に良好なため、ベッドタウンとしては最適といえます。
ただし、空室期間が長引くと収入が得られない一方で、管理費や固定資産税などのコストは発生し続けるため、一定のリスクも伴います。
リスクを軽減するためには、不動産会社と相談しながら、地域のニーズに合った設備や仕様を取り入れるなどの工夫を行うことが重要です。
2.貸地として活用する

| 向いている地域 | ||
|---|---|---|
| 湖西台地区 | ||
| 始めやすさ | 収益性 | リスク |
| ○ | ◎ | △ |
土地として貸し出しする際に必要な作業は、建物を解体して更地にするだけなので、初期費用を抑えやすく、比較的取り組みやすい活用方法といえるでしょう。
近年の大津市、特に湖西台地区では「商業地」としての需要拡大が期待されています。
湖西台地区は、「堅田駅」や「湖西道路」に近く、住宅地も多い点で立地条件が評価され、滋賀県が推進する産業用土地開発事業の候補地に選ばれたことがあります。
産業用地の整備が進み、人の流れが活発になることで、コンビニエンスストアや飲食店などの店舗が増える可能性が高まります。
その結果、土地を借りたいというニーズの増加も見込めるでしょう。
一方で、土地の賃貸は契約期間が長期に及ぶケースが多く、将来的に土地がすぐに返還されないリスクも考慮する必要があります。
貸し出しを検討する際は、不動産会社などの専門家に相談し、契約内容を事前に十分確認したうえで、納得できる形で明確にしておくことが大切です。
さらに、契約後のトラブルを防ぐためにも、借り主と契約条件についてしっかりと認識を共有しておくことが重要です。
3.駐車場として活用する

| 向いている地域 | ||
|---|---|---|
| 膳所、瀬田南、大津駅周辺 | ||
| 始めやすさ | 収益性 | リスク |
| ○ | △ | ○ |
駐車場経営は、土地として活用するのど同様に、空き家を解体して更地にするだけなので、初期費用が安く、比較的に始めやすい活用方法です。
ただし、高い収益性は期待しにくく、条件によっては固定資産税などの負担が収入を上回り、赤字になる可能性もあります。
そのため、「使っていない土地をそのままにしておくよりは有効活用したい方」や、「将来的に別の用途を予定しており、一時的に活用したい方」に向いている方法です。
駐車場経営には、月単位で貸し出す「月極駐車場」と、時間単位で利用される「コインパーキング」の2種類があります。
月極駐車場は住宅地との相性が良く、大津市では閑静な住宅街が広がる「膳所」や「瀬田南」エリアがおすすめです。
一方、コインパーキングは人の往来が多いエリアに適しており、市の中心地である大津駅周辺が向いています。
4. 民泊として活用する

| 向いている地域 | ||
|---|---|---|
| 琵琶湖沿い(特に浜大津周辺、下阪本周辺) | ||
| 始めやすさ | 収益性 | リスク |
| △ | ○ | ○ |
空き家の活用方法の一つとして、民泊の運営が挙げられます。
大津市では外国人観光客の受け入れ拡大に力を入れており、市内で宿泊施設など観光客向けの施設を運営する事業者に対して補助金制度を設けています。
そのため、他の地域と比べて民泊を始めやすい環境が整っているといえるでしょう。
例えば、築年数の古い空き家であっても、古民家ならではの趣や風合いを活かしたリノベーションを行うことで、民泊施設として再生することが可能です。
中でも大津市では、琵琶湖の美しい景色を楽しめる湖畔エリアが、民泊経営に適した地域として注目されています。
琵琶湖周辺は景観の良さに加え、レジャースポットとしても魅力があり、夏には釣りや琵琶湖花火大会などが楽しめ、冬には「びわ湖バレイ」でスキーやスノーボードを満喫することができます。
一方で、民泊は利用者数によって収益が左右されやすく、収入が安定しにくい点がデメリットとして挙げられます。
また、地域によっては民泊営業が制限または禁止されている場合もあるため、事前に市の条例や関連ルールを十分に確認しておくことが重要です。
5. 福祉施設として活用する

| 向いている地域 | ||
|---|---|---|
| 大津市全域 | ||
| 始めやすさ | 収益性 | リスク |
| △ | ○ | ○ |
空き家の活用方法の一例として、福祉施設の運営が挙げられます。
全国的に少子高齢化が進むなか、大津市においても高齢者人口の増加は避けられず、介護を目的とした福祉施設には今後も一定の需要が期待できます。
比較的広さのある土地や建物であれば事業を始めやすく、利用者が増えれば安定した収益につながる点が魅力です。
一方で、手すりやスロープの設置、段差の解消など、バリアフリー対応の改修工事が必要となるため、初期投資が高額になる可能性があります。
短期間で大きな利益を得るのは難しいものの、その分撤退リスクが低く、長期的に安定した収益を見込める点がメリットです。
立地条件が突出して良いわけではなくても、ある程度の広さを備えた物件や土地を所有している方に適した活用方法といえるでしょう。
※本記事は、不動産流通機構、市役所等から発行されてる公的な資料、弊社およびその取引先より聴取した内容をもとに、弊社社員の見解をレポートしたものです。現在および将来の動向について約束するものではありませんので、ご理解の程、宜しくお願いします。


